「xinput1_3.dll が見つからない」エラーは、ゲームやアプリが起動に必要な旧XInput 1.3コンポーネントを読み込めないときに表示されます。まず、ゲーム付属またはMicrosoft公式のDirectX Runtimeを導入してください。直らなければ、対象アプリの修復、発生範囲と32/64ビットの確認、依存関係の一括診断の順に進めます。以下の4つの方法はWindows 10/11向けです。ゲームが正常に起動した時点で作業を終了してください。

xinput1_3.dll が見つからないエラーが表示されたWindows画面

公式の対処後も原因を絞り込めない場合は、Windows向けのFionn DLL Fixerを診断手段として検討できます。ただし、このエラーでは公式DirectX Runtimeの導入が最初の選択肢であり、本ツールは公式インストーラーの代わりではありません。

なぜ起きるのか:Windows 10/11にDirectX 12が入っていても、旧XInput 1.3は別途配布される任意のコンポーネントです。公式ランタイムは旧コンポーネントを追加するもので、DirectX 12を古い版へ戻すものではありません。

4つの方法を比較して選ぶ

方法適している状況効率操作負担
1. 公式DirectX Runtime古いゲームを入れた直後高い低い
2. アプリの修復・再インストール1つのアプリだけ失敗する中程度中程度
3. 範囲・構成・パスの確認複数のエラーや別のメッセージが出る原因特定向け高い
4. Fionn DLL Fixer複数の依存関係が疑われる場合の推奨診断診断に高い低い

方法1:xinput1_3.dll が見つからない場合は公式DirectX Runtimeをインストールする

使う場面:古いゲームをインストールした直後にエラーが出た場合、またはインストール先に前提コンポーネント用のフォルダーがある場合に使います。

  1. エラーを表示しているゲームやアプリを終了します。
  2. ゲームのインストール先、正規のインストールメディア、またはゲームライブラリを開き、Redist、DirectX、または「必須コンポーネント」に相当するフォルダーを探します。
    Microsoft公式サイトでDirectX Runtimeを入手する画面
  3. 同梱のDirectX Runtimeインストーラーが見つかった場合は実行し、画面の案内に沿って完了させます。
  4. 同梱されていない場合は、Microsoft公式のDirectX Runtime Webインストーラーを入手します。オフラインで作業する場合は、Microsoft公式のDirectX Runtimeオフラインパッケージを選びます。
  5. 手順4で入手した公式インストーラーを実行し、セットアップを完了します。
  6. ゲームをもう一度起動し、エラーが出ていた操作を再現します。

確認方法:ゲームがxinput1_3.dllを要求せず、タイトル画面またはメイン画面まで進めば完了です。エラーが残る場合は方法2へ進んでください。XInput 1.3と、Windowsに組み込まれるXInput 1.4は別のバージョンです(Microsoft LearnのXInputバージョン解説)。

方法2:ゲームやアプリを修復または再インストールする

使う場面:1つのゲームやアプリだけでエラーが出ており、方法1のフォルダーや公式ランタイムを確認しても改善しない場合に使います。修復により、本体ファイルとインストール時の依存関係を配布元の状態へ戻せる可能性があります。

  1. 未同期のセーブデータ、設定、プロジェクトなど、残したいデータをバックアップします。
  2. Windows 11では「設定」から「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開きます。Windows 10では「アプリ」→「アプリと機能」を開き、対象のソフトを選びます。
  3. 「詳細オプション」が表示される場合は開き、「修復」を選びます。
    Windowsのインストール済みアプリで修復を選ぶ画面
  4. 「修復」がない場合、または修復後も同じエラーが出る場合は、対象のソフトだけをアンインストールします。
  5. 同じ公式ストア、公式ランチャー、または正規メディアからソフトを再インストールします。

確認方法:修復または再インストール後に対象ソフトを起動し、以前失敗した画面まで進めることを確認します。1つのソフトだけ直らない場合は、そのソフトの更新プログラムや配布元サポートも確認してください。

XInput 1.3は旧DirectX SDKに含まれた再頒布コンポーネントで、最終版は2010年6月です。そのため、新しいDirectXが入ったPCでも、ゲーム側の古いセットアップが必要になる場合があります(Microsoft LearnのDirectX SDK配布に関する解説)。

方法3:発生範囲、32/64ビット、読み込み先を確認する

使う場面:2つ以上のゲームで失敗する場合、再インストール後に再発する場合、または「Windows上では実行できない」「正しくないイメージ」など別のメッセージへ変わった場合に使います。ここではファイルを変更せず、次に選ぶ対処を切り分けます。

  1. エラーに表示されたファイル名とメッセージ全文を、そのまま記録します。
  2. XInputを使う別のゲームやアプリを1つ起動し、問題が単独か複数かを確認します。
  3. メーカーの仕様やランチャーの情報で、対象の実行ファイルが32ビットか64ビットかを確認します。
  4. コンポーネントがソフトの想定するインストール先にあるかを確認します。System32とSysWOW64の間でファイルを手動移動しないでください。
  5. 修復後にメッセージが変わった場合は、ソフト名、バージョン、発生する操作、新しいメッセージをまとめます。

確認方法:「1つのソフトだけか、複数か」「実行ファイルの32/64ビット」「どの操作で何が表示されるか」の3点を説明できれば切り分けは完了です。単独なら方法2の配布元と再インストールを再確認し、複数または原因不明なら方法4の一括診断へ進みます。

方法4:Fionn DLL Fixerでxinput1_3.dllの問題を診断・修復する

使う場面:複数のゲームやアプリでDLLエラーが出る場合、またはDirectX、XInput、Visual C++など複数の依存関係が疑われる場合に使います。本ツールは、欠落、破損、バージョン不一致、System32のパスに関係するDLL問題を検出できます。手作業で原因を特定しにくい状況では推奨できる診断方法です。

  1. 本ツールを起動し、フルスキャンまたは該当カテゴリーのスキャンを実行します。
    Fionn DLL FixerでDLLスキャンを開始する画面
  2. レポートを開き、「エラー」「警告」「正常」と表示された各項目を確認します。
    Fionn DLL Fixerの検出結果と修復項目を確認する画面
  3. 指摘されたコンポーネントを選び、不足項目のダウンロードとスマート修復を実行します。
    Fionn DLL Fixerが不足コンポーネントを修復している画面
  4. 修復の完了後に再スキャンし、対象コンポーネントの状態を確認します。
    Fionn DLL Fixerで修復完了を確認する画面
  5. 問題が残る場合はWindowsを再起動し、同じカテゴリーをもう一度スキャンします。
    Fionn DLL Fixerで再起動後に再スキャンする画面

確認方法:再スキャンで対象項目が正常になり、ゲームやアプリが同じDLLエラーなしで起動すれば完了です。エラーが続く場合は、スキャン結果と方法3で記録した内容を添えて製品サポートへ連絡してください。

無料版では3回の無料試行が表示されます。VIPではDLL、DX、ランタイム、システム修復の各機能が利用できます。最終的な成否は、対象ソフトを実際に起動して確認してください。

修復時によくある間違い

  • xinput1_3.dllを非公式の配布サイトから単体でダウンロードする。
  • xinput1_4.dllなど別のXInputファイルを改名して代用する。
  • 32ビット用と64ビット用のファイルを手動で混在させる。
  • ゲームに付属するRedistまたはDirectXフォルダーを確認しない。
  • 修復後に対象ソフトを起動せず、エラーが消えたか検証しない。

まとめ

最初はゲーム付属のRedistまたはDirectXフォルダーを確認し、なければMicrosoft公式DirectX Runtimeを使ってください。1つのソフトだけ失敗するなら修復または再インストール、複数で失敗するなら発生範囲と32/64ビットを切り分けます。依存関係が複数にまたがる場合は、Fionn DLL Fixerも選択肢です。どの方法でも最後に対象ソフトを起動し、同じ操作でエラーが再現しないことを確認します。解決しない場合は、記録したメッセージと診断結果を配布元または製品サポートへ共有してください。

よくある質問

xinput1_3.dllとは何ですか?

XInput 1.3に含まれるDLLです。旧DirectX SDKの再頒布コンポーネントとしてゲームから利用されます。新しいWindowsに別のXInputがあっても、古いゲームがこの特定ファイルを要求する場合があります。

DirectX 12が入っているのに、xinput1_3.dll が見つからないのはなぜですか?

DirectX 12の本体と、旧ゲーム向けに追加されるXInput 1.3は別に管理されるためです。Windows UpdateでDirectXが最新でも、任意の旧コンポーネントが自動でそろうとは限りません。ゲーム付属またはMicrosoft公式のDirectX Runtimeを使ってください。

別のPCからDLLをコピーしてもよいですか?

推奨できません。ファイルの版、32/64ビット構成、配布元が対象ソフトと一致するとは限らないためです。ゲームの正規インストーラーかMicrosoft公式のDirectX Runtimeを使う方が、必要な関連ファイルも同じ手順で導入できます。

診断ツールはいつ使うべきですか?

複数のアプリでDLLエラーが出る場合、メッセージが変化する場合、またはDirectXやXInput以外の依存関係も疑われる場合に適しています。まず公式ランタイムと対象アプリの修復を試し、その後に依存関係をまとめて確認してください。