Windows 10/11でmsvcp140.dll が見つからないを直す方法
はじめに
「msvcp140.dll が見つからない」というエラーは、アプリが必要とするMicrosoft C++ランタイムライブラリを読み込めない状態です。まず、1つのアプリだけで発生する場合はそのアプリを修復します。複数のアプリで発生する場合は、Microsoft公式のVisual C++再頒布可能パッケージを修復してください。それでも解決しない場合に限り、補助スキャンを利用します。以下では、この3つの方法を安全性が高い順に説明します。

症状別の対処方法早見表
エラーメッセージだけでは、アプリ本体、ランタイムパッケージ、別の依存コンポーネントのどれに問題があるか判断できません。影響を受けるアプリの数から開始方法を選ぶと、不要な変更を減らせます。
| 確認できる状況 | 最初に試す方法 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 1つのアプリだけが起動しない | そのアプリを修復または再インストールする | アプリのインストールや付属コンポーネントが不完全な可能性があります。 |
| 複数のアプリでmsvcp140.dllエラーが出る | Microsoftのランタイムパッケージを修復する | 共有されるVisual C++ライブラリが不足または破損している可能性があります。 |
| 複数の依存関係エラーが残る | 補助スキャンを実行する | 不足、破損、バージョン不一致のある別のコンポーネントも確認できます。 |
方法1:エラーが出るアプリを修復する
この方法が適している場合
特定のアプリやゲームだけでmsvcp140.dllエラーが発生し、ほかのソフトは正常に起動する場合に選びます。アプリのインストールが破損していると、必要なコンポーネントが配置されないか、正しい場所から読み込めないことがあります。
操作手順
- エラーを表示しているアプリを終了します。
- Windows 11では
スタート > 設定 > アプリ > インストールされているアプリ、Windows 10ではスタート > 設定 > アプリ > アプリと機能を開きます。 - 対象アプリのメニューから、表示される場合は
詳細オプションを開きます。
修復を選び、処理が完了するまで待ちます。- 設定に修復項目がない場合は、
コントロール パネル > プログラム > プログラムと機能を開きます。 - 対象プログラムを選択し、
修復または変更からインストーラーの案内に従います。 - どちらの修復方法も利用できない場合は、公式提供元からアプリを再インストールします。
詳しい画面操作は、MicrosoftのWindowsでアプリとプログラムを修復する公式手順でも確認できます。
結果の確認方法
アプリを再起動し、エラーが発生した操作をもう一度実行します。msvcp140.dllのダイアログが表示されず、アプリが正常に開けば修復完了です。同じエラーが出る場合はアプリを閉じ、方法2へ進みます。
方法2:公式ランタイムで「msvcp140.dll が見つからない」を解消する
この方法が適している場合
メッセージにmsvcp140.dllが明記されている場合、方法1で改善しない場合、または複数のアプリで同様の起動エラーが出る場合に適しています。MicrosoftはVisual C++ライブラリを、アーキテクチャ別の再頒布可能パッケージとして提供しています。単体DLLではなく公式パッケージを使うことで、関連するライブラリ一式を管理された状態で復元できます。
操作手順
- 作業中の内容を保存し、起動中のアプリを終了します。
- Microsoftの最新のVisual C++再頒布可能パッケージ公式ダウンロードページを開きます。
- 32ビットアプリには
vc_redist.x86.exe、一般的なIntelまたはAMD環境の64ビットアプリにはvc_redist.x64.exeをダウンロードします。 - ダウンロードしたインストーラーを実行し、ユーザーアカウント制御の確認を承認します。
インストールを選択します。既存パッケージで選択肢が表示された場合は修復を選びます。- 32ビットと64ビットの両方のアプリを使用している場合は、必要に応じてもう一方のパッケージにも同じ操作を行います。
- インストーラーから求められた場合はWindowsを再起動します。
結果の確認方法
エラーが出ていた各アプリを起動します。ファイル不足のメッセージが出なければ、ランタイムの修復は成功です。インストーラーが失敗した場合、診断ログは%TEMP%に保存され、関連ファイル名はdd_vcredist_で始まります。表示されたエラーコードを記録し、ほかのシステム設定を変更する前にログを確認してください。
ランタイムの導入に成功しても1つのアプリだけが起動しない場合は、そのアプリを公式提供元から再インストールします。複数の依存関係エラーが残る場合は、次の補助スキャンで対象を広げて確認できます。
方法3:Fionn DLL Fixerで補助スキャンを実行する
この方法が適している場合
公式ランタイムとアプリの修復後も起動できない場合や、不足、破損、バージョン不一致のある複数のDLLまたはランタイムコンポーネントが疑われる場合の任意の方法です。Windowsアプリのクラッシュ、起動失敗、依存関係の読み込み問題を確認できますが、Microsoftやアプリ提供元による修復の代わりにはなりません。
操作手順
- Fionn DLL Fixerを起動します。自動スキャンが完了すると、検出されたDLLおよびシステムの問題が表示されます。

- スキャン完了後、
Repairをクリックして、検出された問題の修復を開始します。
- 修復が終わるまで待ちます。処理中はボタン表示が
Fixingに変わります。
- 完了ダイアログで
Okをクリックします。再起動を求められた場合は、結果を確認する前にパソコンを再起動します。
- 再起動後も問題が残る場合は、
Recheckをクリックして再スキャンします。新しい問題が検出された場合は、内容を確認してから再度Repairを実行します。
結果の確認方法
再チェックを完了したら、元のエラーを表示したアプリを起動します。スキャン結果が改善し、同時にアプリが正常に起動したことを確認してください。エラーが残る場合は、単体DLLの置き換えを繰り返さず、メッセージを正確に記録してアプリ提供元または製品サポートへ問い合わせます。
避けるべき間違い
- 非公式サイトから単体DLLを取得する:出所、バージョン、アーキテクチャが適切か確認できず、安全性にも問題がある可能性があります。
- DLLを無関係なフォルダーへコピーする:本来の配置問題が隠れ、別バージョンとの競合を招くことがあります。
- パソコンのアーキテクチャだけで選ぶ:64ビット版Windows上でも、32ビットアプリにはx86ランタイムが必要です。
- 各方法の後に確認しない:毎回同じアプリと操作で再現確認を行うと、どの変更で解決したか判断できます。
まとめ
1つのアプリだけでエラーが出る場合は、最初にそのアプリを修復します。複数のアプリで「msvcp140.dll が見つからない」と表示される場合は、Microsoft公式のVisual C++再頒布可能パッケージを導入または修復してください。各方法の後に元の操作を再現し、アプリが正常に起動するか確認します。複数の依存関係エラーが残る場合は、Fionn DLL Fixerによる補助的な再チェックも選択できます。それでも解決しなければ、正確なエラー文、アプリのアーキテクチャ、インストーラーのエラーコードを提供元へ伝えてください。
よくある質問
msvcp140.dllとは何ですか?
msvcp140.dllは、対応するMicrosoft C++ツールで作成されたアプリが起動時に必要とすることがあるランタイムライブラリです。MicrosoftはVisual C++ライブラリを再頒布可能パッケージとして提供しています。ファイル不足の表示はライブラリを読み込めなかったことを意味しますが、単体DLLのダウンロードが正しい修復方法だとは限りません。
DLL配布サイトからmsvcp140.dllをダウンロードしても安全ですか?
第三者のDLL配布サイトからのダウンロードは推奨できません。単体ファイルは出所が不明で、バージョンやアーキテクチャが合わない可能性があります。Microsoft署名済みのVisual C++再頒布可能パッケージを使うか、エラーが出るアプリを修復してください。
x86とx64のVisual C++パッケージは両方必要ですか?
64ビット版Windowsでも、32ビットと64ビットのアプリが混在していれば両方が必要になる場合があります。x86パッケージは32ビット用、x64パッケージは64ビット用のライブラリを提供します。必ずMicrosoft公式パッケージを使用し、Arm版Windowsでは現在の公式案内を確認してください。
msvcp140.dllが存在するのにエラーが続くのはなぜですか?
アプリが別のコピーを読み込んでいる、異なるアーキテクチャやバージョンを必要としている、または関連する依存コンポーネントが破損している可能性があります。既存ファイルを移動せず、アプリの修復後に適切なVisual C++再頒布可能パッケージを修復して再確認します。
最初にシステムファイルチェッカーを実行するべきですか?
msvcp140.dllだけのエラーでは、通常は最初の選択肢ではありません。システムファイルチェッカーは保護されたWindowsリソースを対象とし、Visual C++ライブラリは再頒布可能パッケージで配布されます。このため、アプリの修復と公式ランタイムの導入がより対象を絞った対処方法です。
Emily Carter