削除したファイルや見つからないデータは、まず保存先のディスクへの書き込みを止めてください。新しいデータが同じ領域に書き込まれると、復元できる可能性が下がることがあります。ここでは、ごみ箱・バックアップ・Windows File Recovery・Fionn Data Recoveryの4つの経路を、簡単な確認から順に案内します。保存先が元のドライブと異なることを確認してから作業してください。
よくある症状
- エクスプローラーから削除したファイルが見当たらない。
- ごみ箱を空にした後、文書や写真が必要になった。
- USBメモリ、SDカード、外付けドライブからファイルが消えた、または開けない。
- フォルダーの一部だけが見つからず、Windows自体や他のアプリは通常どおり動作している。
Windows全体が起動しない、ディスクが異音を出す、または接続が何度も切れる場合は、復元操作を繰り返さず、専門のサポートに相談してください。
簡易診断チェックリスト
- ごみ箱に対象ファイルがある:方法1で復元します。
- バックアップがある:方法1で以前のコピーを確認します。
- ごみ箱にもバックアップにもない:コマンド操作を許容できる場合は方法2へ進みます。
- 保存場所やファイル種別を画面上で選び、結果を確認したい:方法3を選びます。
方法の比較
| 方法 | 向いている状況 | 効率 | 操作の負担 |
|---|---|---|---|
| 方法1:ごみ箱・バックアップ | 削除直後、またはバックアップがある場合 | 高い | 低い |
| 方法2:Windows File Recovery | ごみ箱にないファイルをコマンドで探す場合 | 対象条件による | 高い |
| 方法3:Fionn Data Recovery | ローカルまたは外部ストレージのファイルを画面で探し、プレビューしたい場合 | 対象条件による | 中程度 |
方法1:ごみ箱またはバックアップから復元する
使用する場面
通常の削除後で、ごみ箱を空にしていない場合に最初に試します。バックアップを設定済みの場合にも適しています。
手順
- ごみ箱を開き、名前、元の場所、削除日時で対象ファイルを探します。
- 対象ファイルを選択し、右クリックして「復元」を選びます。
- 元の保存場所を開き、ファイルが戻っているか確認します。
- バックアップを使用する場合は、利用中のバックアップ画面で対象フォルダーの以前のコピーを開き、別の保存先へ復元します。
確認方法
復元先でファイル名、更新日時、内容を確認します。文書なら開いて本文を、写真や動画なら表示・再生を確認してください。
方法2:Windows File Recoveryを使用する
使用する場面
ごみ箱やバックアップに対象がなく、復元元と別の保存先ドライブを指定できる場合に使います。Microsoftが提供するWindows用の復元ツールで、コマンドの入力が必要です。
手順
- Microsoft StoreでWindows File Recoveryの公式ページを開き、ツールを入手します。

- 復元元ドライブと、復元結果を保存する別ドライブを決めます。
- Windows Terminalまたはコマンド プロンプトを開き、対象のファイル名または種類と2つのドライブを指定して復元コマンドを実行します。
- 作成された復元先フォルダーを開き、候補ファイルを確認します。
確認方法
復元先のフォルダーで、対象ファイルを開けるか確認します。見つからない場合は、元ドライブへの書き込みを避けたまま、検索条件を見直してください。
方法3:Fionn Data Recoveryでデータを復元する
使用する場面
削除、フォーマット、または保存場所の異常により、ローカルディスク、外付けドライブ、USBメモリ、SDカード、カメラカードからファイルを探す場合に使えます。結果をファイル名、場所、種類、時間、サイズで絞り込み、内容と完全性をプレビューして選べます。
手順
- Fionn Data Recoveryを起動し、復元したいデータの種類または保存場所に対応する復元オプションを選択します。

- 自動スキャンを開始し、選択した場所から削除または紛失したファイルを検索する間、完了まで待機します。

- スキャン完了後に結果を参照し、ファイルをプレビューして、復元するデータを選択します。

- 復元ファイルを保存する保存先フォルダーを選択し、復元処理を開始します。

確認方法
別ドライブに指定した保存先フォルダーで、復元したファイルを開きます。画像、動画、文書などは内容が読めるか、または再生できるかを確認してください。
復元後の検証チェックリスト
- 復元ファイルが元のドライブではなく、別の保存先に保存されている。
- 必要なファイル名またはフォルダー構成が見つかる。
- 文書は開いて内容を読め、画像・動画・音声は表示または再生できる。
- 同名の候補が複数ある場合は、サイズと更新日時を照合して必要な版を判別できる。
- 復元完了後に、重要なデータを別の場所へバックアップした。
まとめ
まずごみ箱と既存バックアップを確認し、見つからない場合は復元元とは別の保存先を用意します。コマンドで条件を指定できる場合はWindows File Recoveryを、画面上で保存場所を選び、検索結果を絞り込み・プレビューしたい場合はFionn Data Recoveryを検討できます。どの経路でも、復元後は実際にファイルを開いて内容を確認することが重要です。必要なファイルが見つからない、またはストレージに物理的な異常がある場合は、デバイスの開発元または公式サポートへ相談してください。
よくある質問
削除後、最初にすべきことは何ですか?
対象ファイルがあったドライブへの新規保存、アプリのインストール、撮影などをできるだけ止めてください。その後、ごみ箱とバックアップを確認します。
ごみ箱を空にしたファイルも復元できますか?
状況によります。バックアップがあればそこから確認できます。ない場合は、別の保存先を用意した上で復元ツールによる検索を検討してください。
なぜ復元先を別のドライブにする必要がありますか?
復元元へ保存すると、探しているデータがあった領域に新しいデータが書き込まれる可能性があるためです。
Fionn Data Recoveryで扱える保存場所は何ですか?
製品情報では、ローカルディスク、外部ハードドライブ、USBメモリ、SDカード、カメラストレージカードが対象として案内されています。
復元したファイルが開けない場合はどうしますか?
別の候補ファイルを確認し、ファイル名だけでなくサイズ、更新日時、プレビュー結果を照合してください。引き続き解決しない場合は、元のアプリまたはデバイスの公式サポートに相談します。
Emily Carter